良かったなと感じたもの、嬉しかったものを記録します。
アニメーション作品をじっくり見て回る時間が少なかったのが残念。
急いで見て回ると、ぱっと見で分かるものや知ってるものが強い。
観客参加型は定員が厳しかったりタイミングが合わなかったりで参加できなかった。
受賞作品のリンクは以下。
受賞作品 - 文化庁メディア芸術祭 - JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL
三千年後への投影術
製作者:平瀬ミキ
暗い室内でレーザー彫刻を施した石(石板)に光を反射させると、現代の風景や人々が現れるという作品。
「今」を恒久的に残す試み。遠い未来に残っているこの石を想像して面白かった。また、暗い中での展示だったので、洞窟壁画を残した人々のことを思った。
記録されたものが空や雲、自然物ならあまり面白くなかったかもしれない。この石の記録を再生して発見するのは人間で、発見したとき、「なぜ」より「何が」が、まず重要になるだろうから。
Uber Existence
製作者:花形槙
こえ~けど面白かった。この方向性のものは、思いついても、実際やると迫力がある。漫画とかだと迫力は半減だろうな。スリルがあるのは、「普段生活に取り込んでいる(と多数が思っている)システムにより人は損なわれるのか、損なわれるとしたらどこから、何が損なわれるのか」という風に感じられるからだと思う。こういうのは、次の「viewers:1」みたいに、普段からサービスを利用しているとより楽しめると思う。
viewers:1
製作者:小林洋介/針谷大吾
バズった時に見たけどやっぱり面白い。普段見てるメディアの姿勢を利用される感じ。こういうのでTikTokが使われたりはしないだろうか。
オッドタクシー
製作者:此本加津也/木下麦
元からファンだったので嬉しかった。良かったなぁ。コンパクトで、スリルがあり、現代的で、愛嬌がある。医者を除いてどの人も結構問題ある感じがいい。
女の園の星
製作者:和山やま
元からファンだったので嬉しかった。原稿を見たところ、ミリペンで描いてるようだった。あの空気感やテンポが評価されるのは嬉しい、あれは少女漫画特有の間なのだろうか。
以上です。文化庁メディア芸術祭はこれで終わりだけれども、同様の取り組みを今後も続けてほしい。