プレタ用

@pure_taa

印象的な悪夢の記録

1ヶ月ほど前に見た、インパクトのある悪夢についてのメモが残っており、興味深かったので記録としてここに残す。

尚、所謂SAN値が削られる悪夢(蛆虫と自分の身体の組み合わせが生じている)なので、苦手な人は読まない方が良いかと思う。気持ち悪いものを読みたい時に読んでほしい。

 

 

 

220420_悪夢のような体験への対応について

 


"自分の中に詰まっていたものは土で、中に虫が蠢いている"という悪夢を見た。


思い出すとぞわぞわするし吐き気もする内容だが、夢の中の私は冷静?であった。
・病院に行って説明しようとは思っている
・そのためにジップロックを使い虫を保管しようとする
一方で、
・皮膚の下に詰まっているものが土であるという前提は不問
というミスマッチさがあり面白かった。


明晰夢を見ていて気が付いたことだけれど、夢の中では起きている事実は受け入れる・・・というよりも、明晰夢/夢全般の中では起きると思ったものが事実になる。現在の認識で過去も改変される。想像した瞬間に"現実"になる。


以下に夢の内容を記す。


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左手の甲が焼けて幾層にも渡り黒く焦げて剥がれかけている。これほどに焦げてしまえばめくっても支障ないだろうと痛みもないそれをぱりぱりとめくると、もやしのように半透明の太い胚芽が数本と、胡麻のように小さく白い蛆虫の点々とが、黒い土の中にあった。蛆虫を取らなければ・・・虫どもは医者への症状説明のために確保しておかなければ、と虫や胚芽を大きなジップロックにふるい落とす中、いつのまにかシロアリの群れも湧き出してきていたようで、瞬く間に袋の一面は蠢く虫たちで埋め尽くされる。土の中に埋まっている虫たちをつまむピンセットか何かはないか、と探している間に黒土はいつも通りの白い皮膚の中に徐々に閉じられていき、いくつかの毛穴から蛆虫の茶色い頭や尻が飛び出ている。深い火傷がすっかり治ったように見える肌から、アニサキスくらいの大きさの線虫が1匹2匹と、押し出された角栓のようににゅるりと飛び出してきた。


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こう書き出して読み直してみて、現実での私の反応はこうだった。

 

・気持ち悪っ!!!!!!!!!ぞわぞわする!(夢の中の私と反応が違う事が面白い)
・自分の中に土が詰まっているのかもしれないという想像と恐怖(一瞬だけ)
 →混同できてしまった人々が、こちらの現実に妄想を持ち込むのだろうな・・・
・体の中が虫で満ちるといえばウギー・ブギーだ(『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』)
・土は育てるものでもあるが・・・皮膚に詰まっているものとしては血と肉の方が親しみがあるよな、有機的な性質を持つものとして近くはあるのかもしれないが
・蛆が湧く・・・何かが腐っているのか?
・蛆が湧いているということは、農薬は撒いていないようだな
・自分が死体で蛆が湧いているわけではないのだな

 

 

・・・というわけで、何を得たわけでもないが、印象的な夢の記録でした。

(今回は「印象的な夢」として書き残した。個人的な考えだけれども、夢から何かを得ようと反復して思い出すのは、特に悪い夢の場合は、やめたほうがいい。夢を咀嚼し再解釈することは、リマスター版やリメイク版、何らかの形での再上映を望む意志を持つに等しい効果があるからだ。)